アウトレットモール出店再開
7月18日の繊研新聞によると、日本全国30ヶ所前後で出店ペースが鈍化していたアウトレットモールの開発が、06年秋から再開し、09年までに11ヶ所のモールが増え、増床計画も挙がっているとのことです。
アメリカのアウトレットモールの売上規模は、300ヶ所で4兆4000億円、日本は30ヶ所で推定4000億円とアメリカの1/10に過ぎず、少なくともまだ2-3倍の市場規模はあるはず、とデベロッパー各社は期待を膨らませています。
参考までに日本の既存アウトレットモール4000億円のシェアは、チェルシージャパンが5ヶ所で1000億円、三井不動産が6ヶ所で754億円、軽井沢・プリンスショッピングプラザ3ヶ所で300億円と3社で50%を占めるとのことです。
日本のアウトレットは、プレミア性と集客力を重視して、百貨店ブランドが中心となっており、また、それゆえに、百貨店からの距離が問題となり、多種多様なアメリカのそれとは少々違った展開で、出店限界説もありました。
しかしながら、先ごろ開業したジョイフル本田が格となった土浦のファッションクルーズなど、アウトレット、レギュラー、レギュラーとアウトレットの複合モールなど、近隣からも集客出来、遠方からも呼べる、生活者の選択肢を広げるような独特なアウトレットミックスファッションモールが登場しているのはとても興味深いところです。
日本のアウトレットモール1号店、埼玉県ふじみ野のアウトレットモールリズムもスーパーマーケットやドラッグストアを内在し、地域に根ざしたアウトレットモールとして、息の長い支持を得ているような気がします。
このあたりは、生活者の新たな選択肢として、今後、近隣型SC(NSC)のファッションのあり方のヒントになるのでは、と思っています。
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