サマンサタバサが仕掛ける総合インターネットコミュニケーションビジネス
7月14日のシブヤ経済新聞や15日の繊研新聞にサマンサタバサリミテッドの子会社、ダブルダブリューバイサマンサタバサが8月20日からスタートするオンラインショッピングとコミュニケーションの「ダブルダブリュー(WW)シティ&コミュニケーションズ」に関する記事が掲載されています。
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リリース内容は上記のシブ経のサイトを見ていただけばいいと思いますが、当初サマンサタバサが子会社を設立するニュースを聞いた時は、ゼイヴェルのガールズウォーカーの向こうを張ってサマンサタバサブランドを核とした通販サイトを立ち上げるのかと思っていましたが・・・今回のリリース内容は、業界で、久々にしびれるビジネスプランの登場、というのが私の感想です。
○先行する成功企業、PCサイトのZOZOTOWN、モバイルサイトのガールズウォーカーを強烈に意識した上で、3D技術などの最新技術を駆使
○既存のインターネット通販だけではなく、今、考えうるネット時代のコミュニケーションツール、SNS、ブログなどを組み込んだ生活者参加型総合サイトの「全部のせ」構想
○そこに伊勢丹・阪急などの著名百貨店、ルミネ・パルコ丸井などの商業施設、ビームスといったセレクトショップからオゾンコミュニティ、ジュン、アバハウス・・・そうそうたる企業の社長を理事として巻き込み、ZOZOTOWN以上のリアルに近い まちづくりを仕掛けようとする力量。
○また、ターゲットであるF1層(20-34歳の女性)に対し、各種メディアや旬のオピニオンリーダーや仕掛け人たちが多数参画していますね。
以前ブログでも、寺田社長のマーケティングセンス、最も効果のあるものだけに徹底投資するビジネスマンとしての姿勢に共感を述べましたが、今回も、これでもか、これでもか、というような後発参入ながら横綱相撲を取ろうとするすごさ、恐ろしさすら感じます。
ここまでまとめ上げる寺田社長は着実に次世代のファッション業界のグル(カリスマ)になりつつある存在感を感じますね。
8月20日にプレオープン、12月に本格オープンということで、今後全貌が徐々に明らかになってくると思いますが、この「王道」とも言えるプラン、面白い結果が出ることを楽しみにしています。
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