東京発日本ファッションウィーク(JFW)が終わって
9月10日の日経MJに8日で閉幕した日本ファッションウィーク(JFW)に関する記事が掲載されています。
政府や大手企業が協賛しての第3回目、大手広告代理店もからんで、ユニクロのイベントも組み込まれた今回のJFWですが、業界的に特に注目されていたいくつかのポイントとして、
○20年以上、常に「パリコレの3週間後」に開催されていた東京コレクションを
パリコレの1ヶ月前、世界で最も早いニューヨークコレクションに先駆けて
開催したこと。
○国内外のバイヤーが効率よく回れるように、会期を5日間に絞ったこと
が挙げられます。
「パリのモノマネ?」「いつも最後の東京」のレッテルを、世界的に先端と言われるストリートファッション、リアルクローズを生み出している東京の、進化しつつある若手デザイナーのコレクションを海外からも、もっともっと注目してもらおう、と開催された、世界のコレクション水準を目指したチャレンジのスタートであったことに着目したいと思います。
結果、アジアを中心に海外プレスは130人で前回の4割増し、海外バイヤーも50人と2.5倍とのこと。数字的には、伸びているものの、決してまだ満足な数字ではないかもしれません。今後、実際、商談やその他総合的に検証されてゆくことでしょう。
少しずれただけのニューヨークにバイヤーを取られたというデザイナー、コレクションの仕込みが間に合わず、10月に別枠でコレクションを発表するデザイナーが結構いたり、初めての試みにいろいろな反応、反省点はあったようで、今回の開催スタート時点で、当初パリコレの2ヶ月前の1月に予定されていた次回、第4回がパリコレ直後の3月に変更になったと聞いた時はちょっと複雑な思いがしました。
それも、今回から実行委員に加わり、この「世界のコレクション水準」を強烈に推し進めた方に期待していたからです。
その方は、10年前、IFIビジネススクールでファッションビジネスへの情熱を熱く語ってくださった、イッセイミヤケの現社長、太田伸之さんです。以前、繊研新聞のインタビュー記事を読んで、「そうか、太田さんがまた喝を入れてくれるのかぁ」とちょっと、昔を思い出してワクワクしたものです。
太田さんのブログに今回のJFWの舞台裏、実行委員側の熱い思いがつづられています。とても感銘するところがありますので、是非お読みください。
そう、これからですよね。「最低1年かかる」と今回の反省も踏まえてこれから1年後の第5回目のための準備に入るそうです。回を増すごとの進化を楽しみにしております。
それから、内容は違っても、東京から世界に発信という共通の思いをもった東京ガールズウォーカー(TGC)とのコラボも将来、是非実現して欲しいと思っております。
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