中古ブランド販売、ブランドオフ社を三井物産グループが支援
9月5日の日経新聞に、最近、銀座など関東でも積極出店をはじめた北陸の中古ブランド品リサイクル販売の「ブランドオフ(金沢市)」に対し、三井物産グループのベンチャーキャピタルが融資、三井物産自身が競売会の支援、開発する商業施設への誘致などの検討などを行い、店舗展開を支援をする内容の記事が掲載されています。
同社のホームページを見ると、32店舗、07年8月期売上見込み95億円、組織体制も見ると、どうやら近々株式公開も視野に入れているご様子。
ブランド品リサイクルで言うと、すでに東証2部に上場しているコメ兵や、都心でもおなじみチケット大黒屋あたりが有名ですが、物産さんあたりが支援するとなると、いよいよこのブランドリサイクルマーケットも隅に置けない存在になりそうですね。
実際、銀座、表参道よろしく、ラグジュアリーマーケットは年々拡大。従って、セカンドハンド(中古)マーケットの流通量も増えるはずで、安く買いたいものの、インターネットオークションでリスクを張って買うより、店頭で現物を見て買うほうが安心という生活者心理は非常によくわかります。
一方で、中古とは言え、ニセモノはつかみたくないもの(以前、日本人の4割はニセモノでもブランドがついていて安ければ買うという調査結果を耳にしたことがありますが・・・恐ろしい!)。
もちろん、上記のお店もブランドモノの真贋(ほんもの、ニセモノの判定)には気をつけてらっしゃるとは思いますが、公開企業でも、例の日本○○○○○○協会の会員であろうと、正規ルートで買わない限りニセモノが完全排除されていることが保証されているものではないと思います。また、ヨーロッパブランドモノは偽造でなくとも、工場のバックドア(不正横流し品)も少なくない、と言われています。
知的財産権保護強化の今年、新品、中古品問わず、ブランドを扱う業者さんはお客さんに対する責任のある啓蒙を、ブランドを手にするお客さんも、ブランド品に対する正しい知識を持って自己責任でお買い物ください。
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Comments
ブランドオフの銀座店に最近行ってきました。
オープン間もないころにも平日午後で同じような時間帯に行きましたが、今回はお客さんの数は皆無でした。オープン時はそれなりにお客さんがいたのですが・・・。
店員と少し話をしてみましたが、銀座の雰囲気と合いません。
私はそれなりのおじさん世代ですが、なんかなれなれしい言葉遣いでした。ちょっと不快でした。
Posted by: yoshiponpon | September 12, 2006 04:09 AM
yoshiponponさん
現地レポート、コメントありがとうございました。
感謝いたします。
リサイクルビジネスは安定供給と、鮮度を維持するのが一番のネックだと思います。
また、都心進出間もないため、店員さんもまだ、アカ抜けないわけですね。
リサイクル、オフプライスとは言え、新品ショップと同じまたはそれを上回るサービス水準を提供しないと生き残れない時代だということでしょう。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | September 13, 2006 03:53 AM