【お知らせ】ファッションビジネスセミナーの講師務めます
今回は、来る15日(金)14:00-16:50、業界で、中堅ファッション専門チェーンの業務システムに強い富士通ビジネスシステムさんのセミナーで講師を務めさせていただくことになっていますので、少々宣伝と内容について書かせていただきます。
セミナーのテーマは「SPA時代のファッションリテーラーの在庫コントロール」です。
前半で、私の講義、後半は、150社以上に導入実績があり、某大手SPA企業や某靴専門チェーン企業が活用して実績を上げている、私のビジネスパートナーでもある松山電子計算センターさん開発のファッション専門店向けマーチャンダイジング業務パッケージソフト「現場主義II」のデモンストレーションがあります。
店頭起点と叫ばれて久しいファッション業界で、顧客ロイヤリティの向上と企業収益の両立を目指すファッションリテーラーの店頭在庫コントロールの基本中の基本をマーチャンダイジング組織論から特に業務の概念定義と実践まで、体系的にまとめ、お話します。
内容は、私が以前勤務していたファッション専門チェーンで、社長特命で在庫コントロール部を立ち上げてから、業務構築、人材育成を行った3年間の事例をまとめたものです。
この業界で働き始めてから、こと在庫にはいろいろ苦労させられました。
商社勤務時代、大手アパレルの億単位の未引取り在庫の前に途方にくれました。ヨーロッパブランドのジャパン社時代は、売り切れないのをわかっていながら、契約上本国から買い付けざるを得なかった輸入商品在庫の処理に苦しみました。小売チェーンで靴のバイヤーをしていた時には、前任者から引き継いだ売れ筋だったにもかかわらず全店にサイズが点在して不稼動となった在庫をどうすればうまく消化できるかを考えるのが最初の仕事でした。
生産現場から店頭に至るまで、在庫の悩みはあるものですが、生活者に近づくにつれて、その内容や質が変わって来るのを私自身、身をもって体験してきました。
今回お話する内容は、そんな在庫に対する「なぜ?」を生活者に近づきながら考え、たどり着いた私なりの結論で成り立っているのではないかな、と準備をしながら考えておりました。
SPA時代にファッション企業がぶち当たる壁。店頭での週間単位の仮説検証力と店舗ごとの鮮度管理の徹底、そしてリテーラーのサプライチェーンに対するリーダーシップについて参加される皆さんと考えてゆきたいと思います。
参加をご検討される方は、詳細こちらからDMのダウンロードができます。
業界の10-50店舗くらいの規模の企業の方を対象としています。参加費無料で、まだ、多少空き席はあるようですので、業界の方で、ご興味ある方は富士通ビジネスシステムさんホームページからお申し込みくださるか、同社受付窓口にお電話ください。
株式会社富士通ビジネスシステム
東京第一営業本部リテイルソリューション営業部
セミナー事務局 担当:磯野氏、三宅氏
富士通ビジネスシステム主催セミナーホームページ
TEL:03-5804-8261
FAX:03-5804-8269
【追伸】 9.15 満員御礼 参加された皆様ありがとうございました。
少しでも今後の実務に役立てていただければと思います。
皆様の応援が毎日の活力になります。
今日もこちらをクリックしていただければ幸いです。
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Comments
サービス業、つまり商品であるサービスが、すでにある有形の商品ではなく、販売する瞬間に生産されるともいえる業種においても、在庫管理にあたるものってあるんですよね?大きくは、ヒューマンリソースのマネジメントとファシリティ・マネジメントかな?と思うのですが、細かい時間単位での管理は難しいように思います。しかし、まだ具体案は頭に浮かばないですが、既成概念にとらわれず考えれば、より良くかつ効率的に顧客管理と商品管理を行うことはできるのではないかと思います。もっとも、ひとがひとに対して行うことであり、個人やチームのパフォーマンスが重要ですね。
顧客ロイヤリティの向上と企業収益の両立を目指すことは、サービス業にとっても必然。
Posted by: ほそD | September 11, 2006 05:09 AM
ほそDさん
いつもありがとうございます。
店頭在庫コントロールは、情報システム(定量)と考える現場の力(定性)をバランスよく駆使して、お客さんの気持ちに立って、お客さんが望むものを適材・適所・適時・適価・適量で届ける科学的継続的手法です。正解はありません。あるとすれば進化を続ける、ということでしょうか。
売場を出口ではなく、入り口であると認識した時に発想と行動が大きく変わるのではないかなと思います。サービスも全く同じではないかなと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | September 12, 2006 12:48 AM