ユーロ高でブランド品も相次ぎ値上げ
11月30日の日経新聞に恒常的なユーロ高による欧州輸出企業の製品値上げ加速に関する記事が掲載されています。
ファッション関連でも11月13日に、ルイ・ヴィトンが今年2回目の平均2.5%の値上げを行ったことや、ベンツが来年から0.9%上がることが記事になっていましたが、私も8月にうっかり1日違いでディオールの商品を5%高く買うことになってしまった記憶が鮮明に残っているので、他人事ではありません。ブランドものは数%でも額は馬鹿になりませんからね。
今回のユーロ高は、欧州圏の内需拡大、企業体質の改善により、欧州金利先高感が高まって資金がユーロに向いているのが主要因のようです。ということは、しばらく続きそうな様相かな。
日本も景気回復!と言って百貨店あたりが浮き足だしつつあり、インポートブランド各社も値上げには絶好のタイミングなのでしょう。
しかし、実際、日本の経済も、景気のよいアメリカ、ヨーロッパ、そして、中国の設備投資熱といった外需に支えられた輸出企業の好業績とリストラによる景気回復ですから、それらの恩恵を受けた一部のサラリーマンやIT起業家たちの金遣いが全体を押し上げているに過ぎないように思えてなりませんね。どこまで続くでしょう。
いわずもがなですが、「輸入」依存度の高いファッション流通にとっては円安はNG。世界経済動向も気になるところですね。
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