サマンサタバサもNYソーホーに直営店OPEN
11月14日の繊研新聞1面は、10日にNYソーホーに1000坪の世界最大旗艦店をオープンしたユニクロとその翌日11日に同じくソーホーに30坪の海外第1号店をオープンしたサマンサタバサの「NYで競演」という記事でした。
ユニクロのオープン初日は、24台のレジがフル稼働、かなりの盛況だったようですね。
柳井会長やUSAのCEOの堂前さんは、プレスリリースで盛んに「高品質のベーシックカジュアル」を強調していらっしゃいますが、そんな「品質のよいGAP」より、
先日のエントリーユニクロNY旗艦店オープンの狙い
にコメントを寄せていただいたNY在住のKENさんが言うように、ユニクロデザインオフィス発信のファッション性の高い商品群による「品質のよいH&M」を目指す方が、間違いなくアメリカの生活者に支持をされるのではないか、と感じました。
確かに、柳井さんが、GAPやジョルダーノに学び、本家GAPに挑戦する気持ちは理解できますが、NYのソーホーや5番街のH&Mとファストファッションのガチンコ勝負をしてそれなりの成果が出せれば、日本はもちろん、世界で通用するSPAになることは確実だと思います。
さて、今日の本題は、サマンサタバサ。サマンサタバサも11日にNYソーホー、マジソン街にソーシャライツ、セレブを招いて直営店のオープンを迎え、アメリカでの多店舗化に意欲満々の寺田社長。
アメリカのセレブ系ブランドのマーケティング手法を上手に日本に紹介し、成功を収めた同社が、やはり本家アメリカのセレブはたまた、ソーシャライツにどのような評価をされるかが楽しみなところです。
それにしても、寺田社長は、生活者に影響力のあるソサエティへの入り込み方が極めてうまいですね。商社時代にブランドバッグ輸入で培ったヨーロッパ社会に対するコミュニケーションスキルなのかなぁ。その才能が今日のサマンサタバサの成功の大きなひとつの要因であると思います。
一方、同日、14日の日経新聞にサマンサタバサリミテッドが大証ヘラクレス上場のファッションネット通販でおなじみのスタイライフの株式20%を取得し、持分法適用会社にすると発表したとの記事が掲載されています。
これにより、スタイライフの通販ノウハウが、サマンサタバサグループが運営する次世代型ネット通販サイトWWシティへ提供され、また、スタイライフへサマンサタバサの商品供給が始まるとのことで、相乗効果が生まれるとされています。
さすが、着実に王道を行く同年代社長の次の一手も楽しみにしています。
いつもお読み頂きありがとうございます。
毎日1回、クリックで応援よろしくお願いします。
>>>人気blogランキング に参加しています。
【第10位】→stay (06.11.14現在)
| Permalink | 0
Comments