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December 26, 2006

アメリカのクリスマスブレゼントに学ぶこと

 みなさんは、今年どんなクリスマスを過ごされたでしょうか?

 クリスマスが来るといつも思い出すのは、8年前に、私が1年だけアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのある企業で働いていたときに、当時のボス(ドイツ系アメリカ人)に招かれて初体験したアメリカ家庭での典型的なクリスマスパーティーです。

 ボスのご両親のご自宅に娘息子家族が全員集まって行われたクリスマスパーティ。食事と団欒の後のメインイベントは、言うまでもなく、大きなクリスマスツリーの下に用意されたプレゼントの開封です。

 事前に打ち合わせされていて、必ず全員にいくつかづつ行き渡るように誰かが誰かのためにプレゼントを用意しているのですが、受け取った人たちが次々にラッピングをビリビリに破いて開けてゆくのを全員が見守り、その都度、喜びの笑顔と大きな歓声が沸きあがります。

 正直ボスが言ったように、中身はcrap(クラップ;たわいも無いもの)かもしれませんが、彼らは、プレゼントそのものの高級感や良し悪しよりも、意外性やサプライズをみんなで共有することを楽しんでいるようでした。

 なるほどアメリカの人たちは、このクリスマスのサプライズ、相手の笑顔、その瞬間を楽しみに一年間一生懸命働いているのだなぁ、と実感すると同時に、アメリカのショップやレストランやホテルで受ける「おもてなし」、「エンターテイメント性」にはこのような文化背景があるからこそではないかとも思ったものです。

 1999年に日本に帰国してから感じるのは、確かに外食チェーンから始まって、コンビニ、スーパー、物販店と日本のリテールビジネスの接客サービスの質が向上したのは事実です。

 しかしながらマニュアルは整備されて型通りの接客はできても、まだまだ売り手の側に「買わせてやる」、「売りつける」というような気持ちが少なからず潜んでいるのではないかと思うことがあります。

 驚くくらい期待を上回りそれが伝説として口コミで語り継がれるくらいの接客サービス。

 言うのは簡単ですが、実現するのは並大抵のことではありません。

 しかしながら歴史は違えど、相手がびっくりするくらいの心遣いと笑顔を見るために尽す、というアメリカのクリスマスプレゼントの精神に学ぶことは大いにありそうです。

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