来年のユニクロの目玉はパリでのH&MとZARAとの対決か?
12月7日の繊研新聞に世界で繰り広げられているH&MとZARAの出店競争に関する記事が掲載されています。中東へもフランチャイズ出店し、今年、全世界で店舗数が13%増となるH&Mに対して、ZARAはそれを上回る勢い(来年1月発表)とのことで、世界のファストファッション浸透度は年々高まっています。記事では、特にパリでの両社の出店競争に着目しています。
同日の日経新聞にユニクロを展開するファ-ストリテイリング(ファストリ)の柳井会長の今後の展望を聞くインタビュー記事が掲載されており、「来年、仏パリに米ニューヨークに匹敵する大型店を開業する」と表明されています。
先ごろオープンしたニューヨークSOHOの大型店の出足が「非常に良い(柳井会長)」とのことで、自信を深め、来年は欧州マーケットへの出店、拡大を目指している模様です。
その翌日になりますが、12月8日の繊研新聞に、フランスで子会社化した「コントワー・デ・コトニエ」を展開するネルソンファイナンスを解散し、「コトニエ」をFR(ファストリ)フランス社に統合する内容の記事も掲載されていたのは、間違いなくパリへのユニクロ出店を含めて、FRフランス社に一極集中して本腰を入れてゆく布石であると思われます。
フランスパリは、ファストファッションの波に老舗百貨店もコレクションブランドもタジタジになっている真っ最中のエリアであると聞いています。いよいよユニクロもH&MやZARAの主戦場に乗り込み対決ですね。この秋のユニクロ既存店売上前年対比はすこぶる良好と言えます。ユニクロデザイン事務所の成果も実感されているのではないかと思いますので、現地でどんな結果がでるかとても楽しみですね。
いつもお読み頂きありがとうございます。
毎日1回、クリックで応援よろしくお願いします。
>>>人気blogランキング に参加しています。
【第13位】↓down (06.12.9現在)
関連エントリー-欧米マーケットに影響与えるファストファッション
| Permalink | 0
Comments