ヤング感覚で母娘狙う レプシィムローリーズファーム
1月24日の日経MJにポイントの基幹SPA業態、ローリーズファームの郊外型SC向け派生ブランド「レプシィムローリーズファーム」に関する記事が掲載されています。
通常は駅前ファッションビルを主戦場とするローリーズファームが幅広い客層を取り込むために、流行のデザインを取り入れながらも少し大人しくし、内装もナチュラル系で、ローリーズの知名度で立ち止まった娘とともに30~40代の母も着れる商品を展開しているのがこの業態の狙いです。
色展開やディテールのこりかたが違うだけでローリーズと同じ感性のものを扱い、現状ローリーズと同じ商品8割、レプシィムオリジナル2割のところ、夏にはレプシィム6割までもって行くというものです。
今期6店舗からスタートし、20代の販売員が40代の顧客を接客する際に不慣れだという課題はあるようですが、計画通りの立ち上がりで、SCから引く手あまたとのことです。
話は変わりますが、ファッションセンターしまむらも数年前からファッション性、ヤング客層取り込みに力を入れていますが、同社は品揃えにトレンド性を取り入れる際に、既存のミセスメーカーにトレンドデザインを期待するより、ヤングメーカーにサイズ対応でミセスも着れる商品を発注品揃えし、成功していると聞きます。
感性をもった生活者は今も、そして将来、年を重ねても、従来のミセスやアダルトやシニアメーカーの提案する商品を喜んで着用するとは到底思えません。
このローリーズファームやしまむらのような既存の流通にとらわれない生活者の心理をとらえた柔軟な発想こそが生活者の支持を得られることになるに違いないと思います。
ポイント社は次なる成長戦略として当初、近隣型SC(NSC)向けの新業態を考えているとの記事を以前読みましたが、このレプシィムのような既存大型郊外SCのテナント入れ替えに上手に入り込む業態開発に取り組む方がはるかに同社らしいと思いますね。
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