パルの「拝啓社長殿」
1月27日の繊研新聞に、パルが展開するルミネ新宿店最高の月坪効率(150万円)を誇る「ガリャルダガランテ」の記事と関連して、同社の社内制度「拝啓社長殿」が紹介されています。
パルグループは、大阪出身で数年前に本部を原宿に移し、東京ではポイントあたりに比べると、少々地味で知名度はいまひとつの同社ですが、昨年東証一部上場に指名替えし、ナイスクラップやスーパーラバーズの支援などユニークかつ堅実なファッションSPA企業のひとつだと思います。
先日米フォーブス誌が選んだベスト・スモールカンパニー(中小企業)の1社にポイントや西松屋などとともに紹介されていましたが、世界から見ると、年商750億円の東証一部企業もスモールカンパニーなのですかね。
それはさておき、同社には、年に2回、ほぼすべての社員が井上社長に対して、新商品や新業態のアイデアを書面で直訴する「拝啓社長殿」という制度があるそうです。
この制度を利用して次世代幹部候補が立ち上げた業態もあるようで、そんな社風が今の同社の原動力になっていること。
ユナイテッドアローズも社員からの業態提案を取り上げ、「UAラボ」として、ステップを踏んで事業としての可能性を模索するなど、社内起業支援の制度がありますね。将来の成長のを背負って立つ若手の発想、芽を大切にしようという社風はとても大事なことですね。
何人の経営者を育てられるか?それがこれからの「社長」の仕事だと思います。同感。
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Comments
こんばんは。
そうだと思います。
経営者の決断スピードと権限委譲度が、
何かのものさしではかれないものでしょうか。
Posted by: 河上@マーケ | January 28, 2007 09:36 PM
河上様
いつもコメントありがとうございます。
そうですね。そこが経営の難しさでもあるのでしょうかね。
ただ、それが継続的な業績に反映されるものなのでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | January 29, 2007 07:24 PM
本日はじめて拝見いたしました。
アパレル系商社に勤務しています。
㈱パル様とは、小生はサプライヤーとしてお付き合いさせてもらってます。
井上社長とは昨年、上海での中国事務所設立レセプションパーティでお会いしました。「新しい事」に対し非常に関心が強い印象を受けたばかりです。
今後、時間の許す限り 覗かせていただきます。
Posted by: KEN | February 07, 2007 10:24 PM
KENさん
コメントありがとうございました。
ご本人を知る貴重なご意見感謝します。
お立場上、業界のいろいろな側面をご存知だと思いますので、今後ともぜひいろいろご意見お聞かせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | February 08, 2007 08:28 PM