米銀シティグループ上場で、海外ファッション企業も東証上場加速?
2月18日の日経新聞の1面に米銀最大手のシティグループが年内にも東証に上場申請を行うことに関する記事が掲載されています。
外国企業の日本上場を促進するため、東証とニューヨーク証券取引所との提携によって、一方に上場済みの企業の他方への上場申請が簡素化されるようで、その制度を使った1号案件になりそうだとのこと。
シティグループはかつて、日本で生活者のかゆいところに手が届くサービスを中心に一時話題を呼び、国内既存金融機関からの風当たりや(実際には当時、日本の関係省庁間の確執もあったようですが)、不祥事で脚をすくわれましたが、私は、同行の日本の生活者を取り巻く金融サービスに一石を投じた功績は大きいと評価しています。
彼らが、東証に上場し、より日本の投資家や生活者に理解される形で海外企業進出のお手伝いもしてゆけば、金融のみならず、生活者を取り巻くマーケットが活性化することが期待されます。
東証は、その後、ロンドンやドイツの証券取引所と提携を進めるとのこと。
業界に目を向け、勝手に中期的に予想されるシナリオを想像してみました。
①海外銀行大手が東証上場
②海外ファッション(リテール)企業も東証上場が増える
③投資家や生活者に、目に見えやすく、イメージに訴えやすい
ファッションリテール企業が多くの理解を呼ぶ
④東証に上場していて、わかりやすいファッションリテール企業は
株主の理解も得やすく、本国株式を利用した三角合併もやりやすい
⑤業界での海外ファッション企業の影響力が拡大
前回のエントリーでは、ウォルマートやH&Mなどの海外リテール企業の百貨店買収の可能性も示唆しましたが、これからどうなるでしょうね。
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