空想無印
2月10日の日経新聞に「無印良品」を展開する良品計画と、「空想生活」を運営するエレファントデザイン社が組んで、生活者が無印良品に作ってほしい商品、改善してほしい商品、製造中止になったが復活させてほしい商品などについて自由に提案や意見の書き込みができ、それらの商品に1000票の投票が集まれば商品化を検討するという一般生活者参加型サイト「空想無印」を、9日付けで開設したとの記事が掲載されています。
空想生活は、一定数量の受注が入れば生産に入る形ですが、空想無印は、カスタマイズ、すなわちこうしたほうがいいなど、の生活者の提案が考慮されるようで、ある意味、進化版なのではないかと思ってサイトを眺めておりました。
今まで、どちらかというと、アパレルなどでも在庫リスク回避上の受注生産目的でこのようなイベント企画を目にしたことは多々ありますが、生活者自身が使い勝手からこうしたほうがよいのでは・・・とコメントするプロセス的なところまで一般公開して行うこの試みはとても興味深いと言えます。
もちろん、投票、仮予約といった手順を経て商品化されれば面白いだろうし、ほしいという投票が1000票集まらなくても、生活者からのコメントは、今後の商品企画生産および改善に活かせる宝の山だろうと思いますので、とてもよいマーケティングになると思います。
こういった「売れる瞬間」ではなく、「生活者の使い勝手」から発想するMUJIの姿勢はとても学ぶところ大ですね。
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