セブン&アイが小売店向けつり銭配達サービス
2月14日の日経新聞によると、セブン&アイホールディングスは、今年の春をめどに、トヨタファイナンシャルサービスと共同出資会社を設立し、小売店や飲食店に「釣り銭」用の硬貨や紙幣を配達するサービスを開始すると発表したとのことです。セブン銀行も出資するようですね。
あわせて来年春以降全国のセブンイレブンの店内に釣り銭交換機を設置し、紙幣を硬貨に両替するサービスを始めるとのこと。基本的に24時間体制なのでこれは便利になりそう。
ファッションリテーラーに限らず、小売業にとって、お客さんからはあまり目に見えない業務ではありますが、開店時の釣り銭準備、営業中の両替、閉店後の売上金入金はとても重要な業務。金銭管理は経営者あるいは本部側が神経を尖らせている業務のひとつであることは間違いありません。
そこに目をつけてリテール(個人)バンクからスタートした同グループがまずはリテール企業を対象にこのようなサービスをスタートするのはとても納得がいきます。
ファッションビルなどのテナントに入っている店舗以外は、営業中に釣り銭が不足すれば、統合やリストラで少なくなったちょっと遠くの銀行に誰かが両替にいかなければならなかったり、夜間金庫はもう新規で受け付けてくれないので、その売上金の管理に頭を痛めているのが現状ではないでしょうか。
そんなニッチな需要に、総合警備保障(ALSOK)あたりが釣り銭準備から売上金回収までの総合セキュリティサービスを行なったりもしていましたが、セブン&アイも徐々にこのあたりに対応するサービスに手をつけてゆくのかなぁ。記事にはありませんが、そのうち法人にも口座開設の間口を広げて、売上金入金(預け入れ)サービスもやってくれるのではないでしょうか。
24時間営業のコンビニにとにかく人が集まるように次から次へとあの手この手で先手を打つセブン&アイには脱帽ですね。
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