ABCマートが「現場が分かりやすい」指示を出す社長に世代交代
2月23日の日経MJに3月1日付けで靴専門店大手、ABCマートの社長に就任する野口常務(41)に関する記事が掲載されていました。
前日に日経新聞で新社長人事で発表されてから、靴、スポーツ業界ではにわかに突然の人事、と話題になっていました。日経MJの記事も単に新社長人事なのですが、気になる一文があったので、紹介してみたいと思います。
「三木氏(創業会長;51)は三年前に金城氏(52)に社長を譲った後も経営全般を掌握。しかし現場は二十-三十代が中心で、『気合と根性を前面に出した旧来手法は若手社員に強引に映ることもあった。野口氏が直接指示する方が現場は分かりやすい(三木氏)』と判断したという。」
同社は、三木会長のワンマン会社であり、確かに、業界では、『気合と根性』の営業手法で有名でしたが、時代の変化と今後の成長を冷静に判断されたチャレンジだと思いました。
実は私も新社長と同世代なのですが、学校を卒業して、会社に就職したころ、私たちの世代は、「新人類」と呼ばれました。団塊の世代を中心とした組織の言うことを、命令とか慣習とか理屈の通らない話しに抵抗し始めた最初の世代だったのでは、と思います。
まあ、バブルの中で、自分のライフスタイルを大事にしたい世代だったのかもしれません。だから、上位下達のトップ命令で理屈抜きに動く上の世代の考え方と、個人のペースも大事にする下の世代の両方を、ブリッジ的世代として理解して行動していたような記憶があります。
これから私たちの世代に何ができるかわかりませんが、昭和40年代前半生まれ、東京オリンピックも新幹線開通(39年)の後に生まれた私たちが、わかりやすい言葉で次世代を育ててゆく役割を常々感じています。
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