百貨店都心部に積極投資も集客は新宿への一極集中か?
3月3日の日経新聞に東京と大阪の都心部での百貨店の改装・出店の過熱振りに関する記事が掲載されています。
今週は、クライアント先でも、特に新宿伊勢丹やルミネエスト(旧マイシティ)の改装、リーシングの話題が多かっような気がします。
記事によると、東京では、副都心線沿線の池袋、新宿、渋谷の各百貨店の改装投資額が掲載されていますが・・・
○東武池袋本店 90億円
○伊勢丹新宿本店 150億円
○高島屋新宿店 130億円
○京王新宿店 80億円
○西武渋谷 80億円
とのことで、なるほど、新宿の3社で総投資額360億円が地域としてダントツですね。これ以外にも先ほどのルミネや丸井シティがありますし。同じ副都心線と言っても、東武東上線、西武池袋線、東急東横線が副都心線へ乗り入れするとのことなので、池袋と渋谷の百貨店は、新宿に客が取られるのではと焦りを隠せない模様です。
新宿の中でも、改装の様子を見ていると、他社が団塊世代とそれ以上の従来の百貨店客層を深堀しようとしているのに対し、伊勢丹の改装は地下から始まっていますが、明らかに、永年ファンであったシニアの客層を切り捨ててでも、比較的若くてお金を持っている30代、40代の客層を取り込もうという姿勢を感じますね。
大阪も梅田地区で400億円を投じて新規出店する三越に対抗し、阪急梅田本店が600億円、大丸梅田も200億円超と東京以上の加熱振り。
ところで、大阪も阿倍野、天王寺以外は坪効率が年々低下していて今後も下げ止まらないというような記事を先日繊研新聞で読みましたが、そう、昔と違って、新店や改装効果が薄くなった昨今、各社効果的な投資であることをお祈りします。
まあ、生活者側は選択肢が多くなって悪いことはありませんが・・・
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