レナウンがアクアスキュータムの再生を始動
3月23日の日経MJなどによると、レナウンは子会社である英国高級ブランド、「アクアスキュータム」の再生を(ようやく)本格化し、今秋、米国に再上陸、百貨店向け卸事業を始める他、欧米で新ブランドを発売することにより、小売ベースの売上高を2010年2月期までに現在の約2倍である800億円にすることを目指すとのことです。
以前、このブログでも紹介しましたが、05年10月に投資ファンドのカレイド・ホールディングがレナウンダーバンHDに資本参加した際にアクアスキュータムの再生を中核事業に位置づけ07年2月期から取り組む予定だったようですが、英国子会社の社長選任が遅れたことなどで、約1年遅れで着手になるとのこと。
ご存知、アクアスキュータムのコート、チェックの裏地はかつて、バーバリーのコートと並び称されるほどの格式の老舗ブランドだと思います。
長く続いた親会社レナウンの企業再生などとあいまって、残念ながら活かされていなかったのは事実。その間、客層別の数々のラインを開発して絶好調の三陽商会の「バーバーリー」に大きく水をあけられ、業界の方なら、「活かされていない」「もったいない」インターナショナルブランドの筆頭のひとつと言っても過言ではないかもしれません。その昔、同ブランドのライセンス事業の一端にかかわった経験をもつ私も個人的に切に思います。
今秋のサックスフィフスアベニューなどへの卸、08年にはニューヨーク、パリへの旗艦店出店、若い年代向けの新ブランドの立ち上げ(バーバーリーのような手法ですが)と、今度こそはうまく軌道に乗ることをお祈りしております。
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