「顧客だけを見てください。ほかは見なくて結構です。」
日経新聞の最終面に掲載されているビジネスマンに人気のコーナー「私の履歴書」。現在、連載中なのは、セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さんの巻です。
鈴木さんの武勇伝は、いろいろな本にも書かれているので、連載記事の内容は、結構聞いたことがある話が多いのですが、4月25日の第25回目に、リテール専門銀行である、アイワイバンク銀行を設立した時の話が出ており、その中にある、ある一言に目が留まりました。
「『顧客だけを見てください。ほかは見なくて結構です』お願いしたのはそれだけだ」
鈴木さんが、アイワイバンクのトップにと、旧長銀の幕引役、安斎隆さんを口説いた時に関するくだりの一文です。
同氏らしい言葉なのですが、改めてとても新鮮に感じました。
こんな言葉で口説いて、実際にそれを実践することを100%バックアップすることができたら、ファッションリテーラーにしても、流通業においても、もっともっと異業種の優秀な人財を招聘し、活躍させることができるのではないか、と思ったものです。
もしかしたら、志半ばでダイエーを去った樋口さんも、受け入れ側がそんな体制だったら、今とちょっと違う結果が出ていたかもしれないし、某FR社を去ったテクノクラートの方々もそうかもしれないと。
今、その言葉の通りに行動することが、本当に求められている時代だと思うんですけどね・・・。
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