フランスファッション誌ELLE側の訴え認め、ロックバンドELLEGARDEN(エルレガーデン)グッズ販売差し止め判決
5月17日の日経新聞によると東京地裁は、フランスファッション誌ELLEの商標管理会社の訴えを認め、日本の人気メロコアバンドELLEGARDEN(エルレガーデン)のマネジメント事務所が同バンドグッズとして販売していたロゴ入りTシャツや帽子などの販売差し止めの判決を出したとのこと。
個人的に、エルレガーデンの曲は好んで聞いていたころがあったので(着メロにしていた時もありました)、これはビックリ。気の毒な判決が出たなというのが率直な感想です。
正直、エルレ側に悪意はないようですし、一般生活者の中にはELLEGARDEN(エルレガーデン)とELLE(エル)を誤認する人はほとんどいないのではないかと思います。
事務所側も訴えられた時は寝耳に水だったでしょう。
ロックファンにはお馴染みの「エルレ」も、東京地裁の判事は「日本の英語教育の水準では一般の人はELLEとGARDENの2つの単語と理解する」と認定。
ちょっと特許庁のホームページを覗いたら、エルレの事務所側はELLEGARDEN(エルレガーデン)の商標として、9類の音楽ソフト(CDなど)と41類の音楽の演奏の役務商標は登録済でしたが、Tシャツや帽子などファッショングッズを包括している25類は取得なし。
多分25類も出願したら商標は取れてただろうし、そうすれば今回の事態にもならなかっただろうなと思い、残念な気がしました。
やはり面倒でも権利を守るには商標をきちっと押さえた上で商売をしなければならないということですね。
また、今回のように勝ち目があれば見つけては販売差し止めに動く専門の代理人を日本に置いている海外ブランドも少なくないので善意の方は今回の判例を教訓に・・・
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