リクルートがパートアルバイトの採用代行会社を設立
5月22日の日経新聞に、リクルートがパートアルバイトの採用難に悩む全国展開の流通企業向けに、募集広告から採用、店舗に出るための教育研修まで、必要な時に必要な人材が確保できるパッケージサービスを始めるために「ツナグ・ソリューションズ」という新会社を設立するとの記事がありました。
新会社のサービスは、複数の流通企業がそれぞれ個々に行っている一連の業務を束ね、一連の採用活躍を一手に引き受けて効率的に行おうというもので、さすが、採用教育研修に強いOBも多数排出しているリクルート社ならではの、総合ソリューション、なるほど、かゆいところに手が届くサービスだな、と思いました。
出店で成長する企業にとってここ数年の景気回復による採用難は深刻で、囲い込みのために、契約社員やパートアルバイトさんを正社員化している企業のニュースは、何度かブログでも取り上げました。
また、猫の手も借りたいファッションストアでは欠員を派遣会社に頼り、販売管理費の人件費を膨らませてしまったわりには教育が十分施せず、効果が上がらなかった企業の事例も何社も耳にしました。
今回のサービスは、業種、職種によっては有効と思われますがファッション販売の場合はどうでしょうか・・・
やはり、物販と言えども、ブランドやコンセプトを売るファッション販売においては、理想を言えば、店頭販売のパート・アルバイトさんはストアマネージャーである店長が面接を行い、一緒に働ける人か自分の目で見極め、採用し、チームワークで育成して行きたいものです。
そのためには、企業が「ブランディング」をきちっと行わなければならないのはもちろん、経営者の企業理念を理解し伝導するコミュニケーション力のある店長をいかに育てるか?すなわち「店長育成」を避けては通れません。
そして、パート・アルバイト候補の人が、ここで一緒に働きたいという雰囲気をかもし出す、店頭のチームビルディングを促進することは、本部の大事な仕事でしょう。
そう、普遍的な部分はアウトソーシングできるにしても、人任せにできない部分も少なくなく、人材育成はやはり、腰をすえて取り組まなければならない話ですね。
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