トップショップからも目が離せない
WWD ジャパン5月7日号のネタは今回で3回目になってしまって恐縮ですが、H&M特集の業界関係者インタビューの中で、イギリスのファストファッション(ハイストリートファッション)の雄、アルカディアグループのTOPSHOP(トップショップ)/TOPMAN(トップマン)についても、見逃せない言及がありましたので、ここで触れておきたいと思います。
セレクトショップ、ビームスの設楽社長は、トレンドファッションを提案するH&Mよりも、ストリートファッションとモードを提案するトップショップの日本本格参入の方がビームスにとっては、インパクトがある、とおっしゃいます。
また、森ビルの常務で、ラフォーレ原宿社長の川崎氏は、1年限定で実験的にラフォーレ原宿に出店したトップショップについて、約60坪で月間3000万円超の売上(月坪効率55万円)で絶好調。大型店出店を六本木ヒルズで対応したい、とおっしゃっています。
4月30日にロンドンで発売したトップショップのケイトモスコレクションはケイトモス本人の来店情報もあって、開店前1000人が並ぶ大盛況で、これから、米バーニーズ、仏コレットにもそのコレクションが並びます。欧州では、このトップショップのケイトモスコレクションと、H&Mのマドンナコレクションで話題は持ちきりですね。
また、海外のネットニュースでは、アルカディアグループオーナー、フィリップ・グリーン氏による米バーニーズ買収の噂も囁かれています。
トップショップを展開するアルカディアグループの年商規模はまだまだイギリスとアイルランドでの展開がほとんどなため、ファーストリテイリングより少ないくらい、日本円で4000億円台に過ぎませんが、H&M、ZARAとともに、ファストファッションブームの立役者であることは間違いありません。
実は、このブログでも、トップショップの関連エントリーが多いせいか、トップショップのラフォーレ原宿出店以来、「トップショップ」のキーワードでググって来られる方も少なくありません。
今年はZARA(ザラ)の日本市場多店舗化が予定され、来年はH&Mの原宿、銀座出店と競演するかのように、六本木ヒルズへのトップショップ旗艦店出店の期待が高まる。
おそらく、原宿のアイスキューブビル(フォレット原宿の跡地でH&Mの1号店出店が予定されているところ)が形になるのが、来年の3月末とのことですが、そのあたりからH&M出店の秋まで、日本でも「ファストファッション」に関する情報が飛び交かい、一般生活者の中にも認知度が高まることは間違いなさそうです。
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