カリスマ再び?等身大でアラサー狙う森本容子氏
6月19日の繊研新聞に先頃オンワード樫山の「バニラコンフュージョン」ブランドの再構築にファッションアドバイザーとして契約し実務に入った森本容子氏のインタビュー記事が掲載されていました。
ご存知、彼女はかつて渋谷109エゴイストのカリスマ店員として一躍有名になり、その後、20代前半で自分が着たい服、「マウジー」の立ち上げにかかわり、マルキュー系ブランド御三家の不動の地位まで成功に導いた経歴を持つマルキュー世代の顧客の気持ちがもっとも等身大でわかるカリスマ的存在のひとり。
業界では30歳前後になったマルキュー世代をアラウンドサーティ、略して「アラサー」と呼び、新たなマーケットとして期待されていますが、各社今一つこのマーケットを掴みきれていないのが実状。そこで業界最大手のオンワード樫山から同世代を等身大でもっとも知る彼女に白羽の矢がだったわけです。
記事を読んでいてとても面白かったのは、
「オンワード樫山はプロ集団ではあるが、消費者から離れ過ぎているところもある」
と、コレクションや売れ筋データの緻密な分析に終始することなく、ストリートのミーハーな感覚をいかに取り入れるかを考えていたり、
「着まわししやすいところがリアルクローズの必須条件(中略)これまでのデザインが凝り過ぎていて着まわしづらい服が多かったので、シンプルなデザインを増やした」
など、彼女らしい、同世代の気持ちに立った改革が早速始まっているようです。
そう、今、ファッションはアトリエに閉じこもって、デザインに自己主張をすることよりも、ストリートや遊び場に行ってフィールドワークを重ね、素直に生活者の立場に立って何かを感じ取ることが、デザイナーやクリエーターに必要な時代になってきているんではないかと切に感じます。
それを実証する森本さんのチャレンジ、期待してます。
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Comments
ご無沙汰してます。僕も凄く共感しました。
http://www.honeyee.com/think/2007/vanquish/index.html
こちらも読んで見て下さい。
Posted by: 涼 | June 20, 2007 01:57 AM
涼さん こんにちは
相変わらずご活躍で何よりです。
コメントどうもです。ハニカムの藤原ヒロシさんとの対談も読ませてもらいました。
そうそう、そうですよね。とても共感するとともに応援してます。
がんばってくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | June 20, 2007 01:57 PM