京王百貨店は改装よりも接客に磨き
6月13日の日経MJに、京王百貨店が、大規模改装を進める大手百貨店各社に対し、接客で差異化を図るために、従業員教育、資格取得に力を入れ、サービスを向上させる、という記事が掲載されていました。
記事によると、アパレルの派遣販売員任せだった販売も自主編集売場の強化にあたって、ショッピングアドバイザー(SA)の有資格者を34人から64人へ、カラーアドバイザーを21人から45人へ、また、体の不自由な方が快適にお買物ができるようにとサービス介助士など福祉関連の資格取得者を6人から16人へとそれぞれ増員するとのことです。同社は3年間で従業員500人全員が何らかのサービス向上のための資格が取れるように教育に力を入れたいと言います。
何でもかんでも、資格取得者を増やせばよい、というものではありませんし、このご時世、「サービス向上」は当たり前の話ですが、大手が数百億数十億単位の巨額投資で新しさや斬新さを競う中で、今回の京王百貨店の記事は、身の丈にあっていて、むしろ新鮮に感じて、応援したくなったのは、私だけでしょうか。
京王百貨店は、ご存知のように、新宿の中で、他社がないがしろにしていったおばあちゃん客層に対する品揃えを充実させて、堅調な業績とともに、一躍話題になった百貨店でありましたが、そのころ同様に競合との競争よりも、既存の顧客のことを考えるこういった姿勢に好感を覚えます。
新宿一顧客にやさしい百貨店を目指して、是非がんばっていただきたいと思います。
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