米リミテッドブランズ社 リミテッドストア売却でファッションアパレルビジネスから実質撤退
リミテッドブランズ(Limited Brands)社プレスリリース、各アメリカインターネットメディアによると、世界4大ファッションSPAの一角、リミテッド社は、同社が1963年に創業した際のレディースアパレル業態であるリミテッドストアの75%の株式を投資ファンドSun Capital Partnersに売却し、実質ファッションアパレルビジネスから撤退し、インティメイトアパレル(ランジェリー)ビジネスとパーソナルケアビジネスに集中するとのこと。
前回のExpress業態の2/3売却で約734億円を手にすることが決まったのと逆に、今回のLimitedStoreの売却は、なんとNo Cash Deal、締めて税引き後、51億円のロスになるというから驚き。
それだけグループを身軽にして成長性を期待できるランジェリーとパーソナルケアビジネスにフォーカスするという創業者レス・ウエックスナー会長の割り切りに脱帽します。
リミテッドストアは、20世紀のファッションアパレルSPAのお手本として、ユニクロはじめ多くのチェーンストアが参考にしたビジネスモデルで、私もいろいろ勉強させていただいたので、ひとつの歴史の転換期を感じる方も少なくないのではないでしょか?
そして、今、ファッションアパレルビジネスに携わっている方でも、将来は急速に変化しつつある、生活者を取り巻くファッションマーケットの環境を考えた時に、何年か後に、ウエックスナー会長と同じ判断を迫られる時がくるかもしれない、という現実を受け止めるべきではないかと思ったものです。
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