ユニクロが2990円のジーンズ販売を中止して、3990円・4990円に絞り込む
8月4日の日経新聞に、ユニクロが今後、2990円の価格帯のジーンズの販売を止め、3990、4990円に集中するとの記事が掲載されていました。
以前にブログでもコメントしましたが、ここのところユニクロのジーンズのクオリティの進化は目覚ましく、最近の3990、4990円の商品は正直、二大ナショナルブランドの8000円前後の商品に匹敵すると言っても過言ではないところまで来たと思います。
ヴォリュームジーンズマーケットにおいて、ビジネスベースで、販売点数と金額ベースのバランス、あるいは商品回転と粗利益率のバランスである「交差比率」を考えた場合、この3990円や4990円の価格帯がもっとも「おいしい」価格帯の一つであり、その価格帯での最高品質を極めるに至ったユニクロの宣言をジーンズカジュアルマーケットのプレーヤー(企業)は相当の脅威と考えなければなりません。
このニュースを聞いて、かつて、各社がユニクロにカジュアルウエアのマーケットでもっともおいしい価格帯である「1900円」を「かっ攫われた」悪夢を思い出す方もいらっしゃるでしょう。かつては、まだ、ユニクロのジーンズがナショナルブランドのジーンズに太刀打ちできなかったから、まだよかったものの、とうとうユニクロは、そこにまで切り込んできたわけです。
自社の立ち位置を考え直すくらいくらいの危機感を抱かないと、ちょっと厳しいことになるんじゃないかと感じました。
尚、ファストリ社は、今後、1890、1990、2990円の価格帯のジーンズについては、g.u.(ジーユー)での展開とするとのこと。
ユニクロにはますますの単品品質の進化を期待したいと思います。
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