ユニクロがリーバイスを抜く日
8月16日、17日の繊研新聞に、今年11回目(11年目)となる、毎年同紙がファッション系専門学校生と大学生を対象に実施している「ジーンズに関する消費調査」の結果が掲載されています。
同紙がファッション系学生を対象に定期的に行っている、ジーンズに限らずファッションアイテム、ブランドに関する一連の調査は、「半歩進んだヤング客層の動向」を映す鏡として、業界の中でも気にされている方も少なくないのではないかと思います。
今年は、50校、女性488人、男性200人の回答を分析されていますが、「過去1年に購入したジーンズブランド」の女性部門の1位にユニクロが入り、96年調査開始以来、男女不動の1位を守っていたリーバイスを上回ったとのことです。ちなみに男性部門は引き続き圧倒的にリーバイスが1位。
参考までに男女ベスト5の数字を引用させていただきます。
男性 女性
1位 リーバイス 179点 ユニクロ 260点
2位 ユニクロ 69点 リーバイス 106点
3位 リー 60点 エドウィン 54点
4位 エドウィン 41点 リー 32点
5位 ラングラー 26点 ギャップ 20点
同 古着リーバイス 20点
女性部門はユニクロが2位リーバイスの倍以上ですか・・・。
最近、業界の中でも評価の高いユニクロのジーンズ。かつてアメリカでギャップがリーバイスを凌ぎ、ジーンズナンバー1ブランドに君臨したように、日本でもユニクロジーンズがリーバイスを超える日が近づいているのでしょうか?
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Comments
taka殿
弊社の関連記事を取り上げていただきありがとうございます。
今回の結果は男女ともに一連のスキニーブームが大きな要因ではないかと思われます。
特に女性用スキニージーンズはブーム前半に全国で一時的に在庫が不足してしまうほどの好評ぶりでした。
男性用でも、雑誌掲載の効果があったのかモード寄りのトレンド意識の高い若い客層から支持を受けたようです。
80’sスタイルのトレンドとうまくマッチして一躍定番アイテムの仲間入りをしたスキニー、しばらく人気は衰えないようです。
しかし、男性のリーバイス支持は固いようですね。
考えてみれば古着を含めたリーバイスのジーンズの流通量といったら・・・見当もつきません。それこそ「一人一本」レベルではないでしょうか。
ただこういったランク付けに一喜一憂せずに腰を据えたブランド作りが世界レベルには求められるのでしょうね。
Posted by: takmi | September 04, 2007 03:22 AM
takmiさん
いつもコメントありがとうございます。
緻密かつ冷静な分析、見解に感謝いたします。
これからも、会社としては既存の業界の固定観念を崩しながらよい商品をお客さんに提供し続けること、現場のtakmiさんにおきましてはそれを上手にお客さんにお伝えされることを応援しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | September 05, 2007 09:20 AM