ジーンズメーカーの高価格帯品揃え強化について
8月23日の日経新聞に、ナショナルブランドジーンズ大手が高額品を強化することに関する記事が掲載されています。
ひとつは、リーバイス・ストラウス・ジャパンが9月から1万円以上の男性向け商品124品目(男性向け品目の半数にあたるとのこと)について、従来価格から500-1000円の値上げをすることに関して、もうひとつは、ビッグジョンが今秋から米高級ジーンズ三ブランドの独占販売を始めることに関しての記事です。
ブランド品の輸入代理店を始めるビッグジョンのニュースはさておき、リーバイスの高額ジーンズの値上げは業界でも議論を呼ぶところだと思います。
このニュースに関しては、すでにファッション系屈指の人気ブログ ”Elastic”さんが取り上げてらっしゃいますので、そちらの方も是非お読みください。
日経の記事によると、リーバイス社は、「ジーンズ市場は価格の二極化が進んでおり『高価格帯では価格の高さがブランド価値を高める傾向がある』(同社)と判断した。同社は2001年9月にも定番商品を値上げし、売り上げ増につなげた経験がある」とのことです。
確かに2001年当時、同社がプレミアムジーンズブームを予見した値上げで成功を収めたのは事実だと思います。(それによりリーバイスジャパンを建て直したマリアさんは、ああ、いまやスターバックスジャパンの社長でご活躍中)
しかしながら今、プレミアムジーンズはダウントレンドですね。
今年は、ジーンズチェーン店、専門店とも、高額ジーンズが前年ほど売れずに苦戦している最中、点数が売れなければ単価を上げて売上額で取るというのは少々企業側の論理、と言われても致し方ないかもしれません。
ここ最近、当ブログでは、盛んにユニクロのジーンズを評価しています。同社の3990円、4990円のジーンズは、ナショナルブランドの8000円前後のジーンズに劣らないクオリティに達しつつあると。
この追い上げは結構、深刻だと思いますよ。
であれば、ナショナルブランド各社には、高価格帯を値上げするより、むしろ顧客に支持され、点数を売っていて得意なはずの8000円―10000円の商品のクオリティアップをアピールして頂きたいところですね。
そして、生活者に「さすが、やっぱりユニクロとは違うよな」、と唸らせるモノを・・・期待したいと思います。
by 502モデルのヘビーユーザー
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