韓国でも海外SPA進出ラッシュ?
9月19日の繊研新聞に、韓国アパレル市場で、海外から進出したアパレルSPA(製造小売業)企業が中間価格帯マーケットで拡大しており、現地業界の驚異になっていることに関連する記事が掲載されています。
記事によると、同マーケットでは、インポートブランドの高級ゾーンと低価格アパレルの二極化が進んでいるとのこと。国内ブランドは、軒並み中間価格帯から価格を吊り上げ高級ゾーンに向けてポジショニングを移行していた矢先。国内ブランド(NB)から見れば6-7割、内外価格差1.3程度の価格を提供する米GAPや、日本のユニクロも好調、スペインのZARA(ザラ)も近々進出が予定されているようで、国内業界各社は戦々恐々としているとのことです。
記事を読んでいて興味深かったのは、韓国と日本での海外SPA企業がマーケットに攻め込む事情がちょっと違うというところですね。
韓国はスキマになった中間価格帯にそういった海外SPA企業が入り込もうとしていて、一方、より成熟したマーケットである日本においては、日本のアパレルSPA系企業(主にカジュアル系)が、かつてはスキマだった中間価格帯ファッションマーケットを形成し(例:マルキュー、ポイントのローリーズファーム、コムサイズムなどなど)、彼らが、それを受け入れるマーケットの下地を作ったところに、更なるファッション性を切り口にしてZARAやH&Mが攻め込んでくるという図式があると思います。
マーケットの事情の違いはともあれ、海外有力SPA企業には、生活者に新しい価値を提供し、業界を本気モードで生活者に向かい合わせる力があると思います。
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