マウジー、スライをフランスファンドが買収
10月9日の繊研新聞によると、マウジー、スライなどを展開するバロックジャパンリミテッドの100%持ち株会社、フェイクデリックホールディングスは、9月20日付でフランス最大手の金融機関アグリコールグループの投資ファンドCLSAキャピタルパートナーズジャパンに全株式を譲渡したとのことです。
ご存知マウジー、スライはセシルマクビーとともに渋谷109(マルキュー)系の中でも、名実ともに一過性のブームではない「ファッションブランド」として確立された、マルキューから抜きにでた御三家のうちの2ブランドと言っても過言ではないでしょう。
両ブランド、特にマウジーが常勝ブランドとして確立した背景には、立ち上げたキャラクターのカリスマ性はさることながら、デニムジーンズを核とした商品構成でリピーターづくりに成功したことがその要因にあると思っています。
記事によると、バロックジャパンは08年1月期で年商300億円の見込み。5年後に900億円を目指し、上場も視野に入れているとのことです。
ファンドから役員を数名受け入れるとのことですが、今まで通り自由な社風を維持してゆくとのこと。
そうですね、こういったマルキュー系ブランドこそ、創り手のライフスタイルも顧客と等身大であり、シーズンひきつけての企画生産、直営店での同世代のスタッフによる販売と、「顧客に最も近い」マーチャンダイジングを実践している最たるブランドなわけですから、組織や定石でがんじがらめにせず、最低限の「ゆるい枠組み」の中で、彼女ら、彼らを思いっきり仕事をさせてあげられる環境を温存していただきたいと思います。
等身大のリアルクローズを実践する代表的なブランドとして、アカデミックな経営陣とうまく融合し、海外進出も含めた更なる飛躍を期待したいと思います。
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