MUJI(無印良品)のアメリカでの第一歩は?
現地時間16日(金)12:00にニューヨークマンハッタンSOHO地区に1号店をオープンし、アメリカに進出を果たしたMUJIこと無印良品の状況が気になって、ちょっと、海外ニュースをチェックしてみました。
日本から来た、ミニマリズム、無駄を省き、ブランドレーベルのない、クオリティを重視したアパレル、ホームファッション、ステイショナリーの総合コンセプトストアとして紹介されており、90坪の売り場に日本で展開している約7000品目のうち、食品などを除く、約2000品目を品揃えしているとのこと。
比較的店内の画像が見れるのは、こちらのニュースサイト、ブログ式で「コメント」欄にも興味深いものがあります。
Gothamist:MUJI Opens Today in SoHo
同じ日本から来たベーシック商品として、ユニクロとの比較が多いようですが、ユニクロがアパレル特化、商品単品を打ち出しているのに対し、MUJIは、そのコンセプトが強調されており、ユニクロが同質化、価格競争に巻き込まれがちなのに対し、MUJIの場合は、同じ商品でもコンセプトで差別化が図れそうな予感がします。
そのコンセプトをアピールすべく、オープン初日は先着500名にノベルティ入りMYBAG(そのBAGを持って買いものに来て、スタンプがたまるとプレゼントがあったり、詳細未定ですが、15%OFFになるナイトセールもあるとか)が配られたため、アジア人を中心に?オープン前から行列が出来、オープン時間を前倒ししたとか。
このMYBAG、オープン3日間は、買い上げ客にも配られ、その後も1ドルで販売するとか。日本のいわゆるエコバッグキャンペーンをマンハッタンで広めようという政策のようです。
また、全般的には、歓迎されながらも、課題として指摘されているのは、
・サイズ問題・・・ 日本の商品はサイズが小さいので、MUJI ヨーロッパの商品を持って行っているようですが、アメリカマーケットに対応できるかどうか。靴の最大サイズが9.5?とか。
・プライスが高め・・・ 商品が類似のGAP、ユニクロやH&M、IKEAと比較すると倍以上の価格は高い?というコメントが。
・CB2との対比・・・Crate&Barrel(クレート&バレル)のIKEA対策業態、”CB2”がまさにMUJIの隣にあるようですね。CB2にはアパレルはありませんが、それ以外は大方かぶります。CB2のデザイン性とMUJIのシンプル性をニューヨークっ子がどう評価するか楽しみなところです。
この1号店の売り上げ目標は、4ー5億円、2号店を2008年4月にマンハッタンミッドタウンにオープン予定で、5年間でアメリカに40-50店舗を展開する計画とのことです。また、海外について、中東、ロシアへのフランチャイズでの出店計画も表明されたようですね。
無印良品のような多品種のコンセプトストアは、世界でもあまり例がない日本の代表格と言える業態。今後の発展、展開を楽しみにしております。
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Comments
takaさま
応援ありがとうございます。
ブログのコメント、面白いですねえ。
ヨーロッパと比べて、ニューヨークでどう受け入れられてゆくのか、
takaさまのその後のレポートも楽しみにしています。
Posted by: タッシー | November 19, 2007 05:41 PM
タッシーさん
このたびもコメントありがとうございます。
これからの動向、見守りたいと思います。
また、よろしくお願いいたします。
Posted by: taka | November 21, 2007 06:48 AM