国際的に通用しそうな小売
22日の日経新聞の株式往来欄に、今週、株価を伸ばしたファーストリテイリングの解説のところにあった一文に目がとまりました。
「小売株には消費不振のイメージがつきまとうが、良品計画が十六日にニューヨークに開いた米国一号店が連日大にぎわいになっているため、国際的に通用しそうな小売株には将来性が期待できるという見方もでている」
MUJIの1号店については16日のオープン時に長蛇の列、という報道はされましたが、通常、その後、1か月くらいが経過しないと記事には上がってこないと思いますが、1週間目はいい感じのようですね。
MUJIが良さそうだからといって、ユニクロもよくなるかどうかはわかりませんが・・・
ちなみにファストリは株価を上げましたが、当の良品計画は一旦株価を下げました。
その後、読んだMUJI アメリカ1号店に関する海外ニュースで気になる内容を拾ってみると、
MUJI NY SOHO店はオープン告知について、ウェブサイトと口コミでしか行わなかったそうです。それはお金を使って大々的に宣伝することはMUJIのコンセプトに合わないから、とコメントしているようです。
また、アメリカのカリスマ主婦、マーサ・スチュワートがコミュニティで日本とヨーロッパに行く時は、必ず行くお店として、無印良品、MUJIを挙げたとか。
このオープン告知をウェブ中心で行う顧客コミュニケーション、マンハッタンでは結構効く、という話を聞いたことがあります。
たとえば、店舗工事中によく見かける Coming Soon の看板の下にシンプルにURLのみを記し、マンハッタンだから、往来も多いので、興味を持ってアクセスしてきた潜在顧客にウェッブ上で十分な情報を提供し、コミュニケーションをする。それが口コミで広がる、というシンプルな手法です。
H&Mが2000年に5番街に1号店を出店した時もこれで話題を呼んだとか
話はそれましたが、MUJIもまだ1週間、最初は話題性に事欠きませんし、90坪に2000アイテムの品揃えは、見ていても楽しいものがあると思います。
真価が問われるのはこれから。是非「国際的に通用する小売」としてマーケットを切り開いていってほしいと思います。
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