ABCマートの店長交換研修
12月7日の日経MJに、ABCマートの店長交換研修の記事が掲載されていました。
この研修は、地方小規模店の店長クラスと都心大型店舗の副店長クラスを2週間交換し、それぞれ相手の立場で仕事をさせることによって、相手の店舗の良いところを自店に持ち帰らせようという狙いです。
毎年60-70店舗の大量出店をしている同社が現場の実践に基づく人財のスピード育成をするための一貫とのことです。
多店化をはかるファッションストアにとって、会社の意思に基づき、同じ方向を向いて店舗運営ができる人財を
育成するのは、最大の課題のひとつであることは言うまでもありません。
昔であれば、売る店長、デキる店長は中途で採用し、出店に対応するという発想もあったかもしれませんが、
人材採用難の昨今、ようやく、自社育成に対する機運が高まってきたと思います。
店長育成に対して、プロ講師による集合研修やトレーナー制度は以前から一般的でありますが、私がよくブログで取り上げるように、社内人財育成への第一歩は「ベンチマーキング」にあると思います。
このABCマートの店長交換研修もその主旨とまったく同じです。
私のまわりでも、店長が自店の課題解決のために任意に研修を設定し、他店に研修に入る制度を奨励している企業が一定の成果を上げています。
○社内の成功事例が学べる
○ある意味個人に帰属しているノウハウが社内のナレッジになる
○研修を受けた店舗のスタッフと情報交換、助け合いがしやすくなる
といった効果があります。
同社では、地方店の店長候補を都心大型店で数ヶ月間研修される「パワーアップ研修」もあるとの
こと。
皆さんの会社でも、是非、スタッフの方々が、全社に視野を広げて、社内のベンチマークができるように明日の会社を支えるスタッフの方々の「学び上手」のモチベーションに火をつけてあげてみてください。
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