2008年、ファッション業界のビジネスマクロトレンドは?
今年最後のエントリーは、今年ブログで取り上げた記事から、2008年のファッションビジネストレンドを考えてみることとします。
1.外資ファストファッションブーム
筆頭は、やはり秋のH&Mの日本進出、既に日本進出を果たしているZARAとともにファストファッションブームを巻き起こし、日本のファッションマーケットにどのような影響があるか?ということに間違いなさそうです。果たして、H&Mは日本進出の手土産に、どんなインパクトのあるセレブやコレクションデザイナーとのコラボをぶつけてくるでしょうか?
●ファッション業界関係者はH&M(エッチアンドエム)の日本上陸の影響をどう見るか?~WWDジャパンより
こんな流れにあわせて、今年は、ファストファッション、H&M、ZARAに関して、流通システム開発センターさん、日本繊維新聞さん、月刊ファッション販売さんに多くの記事を執筆させていただきました。
関連の記事をPDFでご覧いただけるエントリーをあらためてご紹介させていただきます。このあたりをお読み頂ければ、「ファストファッション」の基礎知識的なものがお解かりいただけると思いますのでよろしかったら・・・
●日本繊維新聞記事「H&M、ZARA、トップショップ・・・ファストファッションの時代到来」
●日本繊維新聞記事「『ファッションの民主化』で何が変わるか・・・ファストファッションの衝撃波」
●H&Mのハイスピード経営
●ZARA(ザラ)のビジネス哲学に学ぶ
2.郊外SC出店の次に求める企業の成長エンジンは?
改正まちづくり三法の施行に対する郊外大型SCの駆け込み開業もあり、これまで郊外SCへの出店を成長エンジンにしてきた勝ち組企業にもかげりが見え始めました。今後の出店、成長エンジンに向かうは、やはり都心部の駅ビルとそれに対応した事業開発でしょうか?
●SC開業過多の行く末
3.ファッション業界に流入する外資
日本のファッションマーケットに外資が流入した一年でした。今後は欧米系に限らず、サブプライム問題で打撃を受けた世界の金融機関を救済するパワーを持った中東や中国の政府系投資ファンドの資金が流入する可能性も否定できません。
●ゴールドマンサックスとリステアホールディングスが商業施設投資会社を設立
●ゴールドマンサックスがティファニー銀座本店ビルを取得
●「ニッポン買イマス」 主役は新興国(BRICs)?
4.人財育成の時代
囲い込みから人財育成へ、思い立ったら、ヒントは身近なところにあるものです。
●ルミネのショップマスター研修
●ABCマートの店長交換研修
●ヴィレッジヴァンガードの店長候補育成法
5.問われる業界のモラル
業界全体の体質はそう簡単には変わらないとは思いますが、波はそこまで押し寄せてきているようです。来年は、「考えさせられる」事件、事例が表面化する一年になるかもしれません。
●デザイン模倣問題にどう向きあうか
●試着販売スクープで考える業界の常識と課題
●アパレル生産でも今後避けては通れない?人権問題
ということで、2008年に話題になりそうな5つのトピックを挙げさせていただきました。
今年は、天候、スタイリング、生活者の購買行動の変化、競合激化などなど、業界にとっては厳しい一年だったと思いますが、転機こそチャンス!生活者はワクワクする売場、商品、サービスを待ってます。
そのために、業界でお仕事をされる方々は、マクロトレンドの把握と人財育成に、是非、是非、力を入れていただきたいと思います。
今年も皆様のおかげでブログを綴り続けることができました。御礼申し上げます。
ありがとうございました!
それでは、良いお年をお迎えください。
いつもお読み頂きありがとうございます。
毎日1回、クリックで応援お願いします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>人気blogランキング に参加しています。
【第11位】↑up (07.12.30現在)
| Permalink | 0 | Comments (0) | TrackBack (0)