ポイントが香港を拠点にグローバルSPAを目指す
12月20日の繊研新聞に、ローリーズファームなどを展開するアパレルSPA、ポイント社が、この度、子会社化することになった香港の現地法人(POINT HOLDING)を利用して、同社の既存業態(レイジブルー、ローリーズファーム、ジーナシス)の香港出店とともに、香港発のグローバルSPA開発を目指すことを表明したことに関する記事が掲載されています。記事によると、
めざすは、「H&Mやザラと伍していけるブランド」(と、よく言ってくれましたね)
とのことで、現地スタッフによるMD、マーケティングによって、働く女性をターゲットに、香港、中国本土、アジアへと広げて行く構想のようです。
同社が、香港という拠点から、中国本土そして、世界を狙うのは、とても面白い、と思いながら、記事を読んでいました。
今、日本企業がグローバルSPAを目指す時、拠点は日本ではなく、むしろ香港や上海だと思います。
ZARA(ザラ)を例にとるとわかりやすいのですが、インターネット時代に、世界の店頭の情報をリアルタイムに共有することができ、シャトル並みの頻度で商品を店頭に届ける国際物流インフラを構築することを前提にすれば、拠点は、マーケットの近くではなく、生産地に極力近い方が小回りが利くと思うからです。特に香港は、世界のファッション生産情報の中心地ですからね。
香港のパートナー企業のウォンサンヒングループは、業界の方はよくご存知の香港ニットメーカー最大手のひとつで、彼らは世界のファッションブランドからオーダーを受注しているはずですから、ファッションの情報蓄積も相当なものだと思います。
顧客がわかる「洋服好き」で「アカデミックな」発想のできる同社に次世代のグローバルSPA育成の期待をしたいと思います。
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