ハニーズ初のM&Aでトレンド企画機能を獲得へ
12月12日の繊研新聞に婦人服専門店チェーン大手、ハニーズが初のM&Aとなる、レディースカジュアルブランドショップ、ANQUIET(アンクワイエット)を展開するアナザーノーツ(渋谷区富ヶ谷)の買収、100%子会社化関する記事が掲載されていました。実際の調印は早くて今月20日くらいとのこと。
アンクワイエットはラフォーレ原宿や新宿ミロードなど日本全国の政令指定都市の人気ファッションビルにラフォーレ系(←古いですねこの言い方、mini系と言った方がよいのでしょうか)のカジュアルファッションを14店舗展開するブランドショップですが(ピークは18店舗とのこと)、現在、年商売上高10億円余りも最終赤字と行き詰まりつつあったところにハニーズが手を差しのべたというところでしょうか。
ハニーズは次の手として狙いたい一格上の都心部ターミナル駅のファッションビルトレンドマーケットの開拓、またその企画開発機能を手に入れることになり、アナザーノーツはハニーズの資金、インフラやスピードオペレーションを得て活性化を図ることになります。
ハニーズは、これまでヴォリュームマーケットの特性上、商品企画機能をシーズン立ち上がり時に仕入れるメーカー提案商品や雑誌、店頭、ストリートの調査などすでに形になったものに頼って来ました。
今回のM&Aをきっかけに自前では限界のある一格上の企画機能、業態を手にするわけですが、今後、ハニーズには、勢いで10数店舗まで伸ばしながらも、人海戦術で乗り切れない「壁」にぶつかるこのくらいの規模のいろいろなテイストの複数のブランドストアを支援していって頂くと、業界にとっても、企業双方にもいい相乗効果があっておもしろいのではないか、と思いました。
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