SC開業過多の行く末
12月16日の日経新聞、企業トップによる参考になるひとことコメントを掲載している「回転いす」というコーナーがありますが、今回は、しまむらの藤原会長の「SC開業過多に警鐘」というタイトルでした。
要は、郊外大型店の出店を規制する「改正まちづくり三法」が11月に全面施行されましたが、駆け込みSC開業ラッシュの影響により、過当競争が進み、既存不振テナントの穴埋めに、あるいは新規のSCでもテナントを埋めきれないデベロッパーから、しまむらにも多くの声がかかり、SCテナントとして出店する形が増えているというもの。
従来はロードサイドフリースタンディング(単独)への独自のローコスト出店が多かったしまむらグループもこんな影響でテナントとしての出店機会が今後も増えるであろうという話です。
SCのデベロッパーは一般的に、自社開発SCの近隣にSCを出してその地域での売上が100から160(1.6倍)になればよしと考えますが、テナントはそれによって既存店の売り上げが100から80(160÷2)になってしまっては困るわけで、そんなデベロッパーとテナントの利害の違いは、数年前から課題になっていたと思います。
その結果耐えきれず退店→大型店舗のカテゴリーキラーによる穴埋め
という図式は各所で見られているのが現実のようです。2年目で早くもテナント歯抜け状態のSCも珍しくなくなりましたね。
数年後には、そんな郊外SCはどのようになっているのでしょうか。
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