松坂屋が大丸を手本に銀座店周辺に路面店出店
1月9日付けのasahi.com によると、松坂屋が今年の3月から、銀座店の周辺に路面店を出店するそうです。
東京はじめ、他の地域の方には、「百貨店が周辺に路面店ってどういうこと?」とイメージが掴みづらいかもしれませんが、大阪心斎橋や神戸では、大丸百貨店の周りの心斎橋筋のモールや神戸の旧居留地に大丸が店舗物件を押さえ、ブランドショップが出店している路面店が数多くあるのはおなじみで、実際、本体の売上にもそこそこ貢献しているようですね。
実際には、生活者から見ると、一見、百貨店の一部というより、ブランドの路面店にしか見えないお店になりますが、この手法は、
○巨額な増床投資を必要としない
○百貨店より敷居の低い路面店で顧客を獲得でき、売上が上がる
○ブランドショップの顧客になり、ハウスカードをもってもらえれば、将来的に百貨店本体に誘導できる
○ブランド側も百貨店のイメージ、内装とは別に、独自の世界観が表現できる
○生活者も路面店なので、立ち寄りやすい
○ハウスカード会員になればブランドショップでも特典が得られる
などのWIN-WINメリットが考えられますね。
もともとは、大丸のこの手法も本体の売上拡大策だったり、周辺地域活性策の一環だったのかもしれません。
しかし、一般的に大きな館をドンと構えて、敷居が高く感じる百貨店が、生活者が手軽に寄り付ける路面店を出店して、顧客に近づく、という発想には興味を持っていました。同社や伊勢丹の食品スーパー出店にも同じような発想があるのでしょう。
さて、再開発目覚しい広域銀座での、今回の松坂屋の試み、これらのメリットがどこまで享受できるか?興味深いところですね。
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