「ランウェイ・ビート」を読んで
ファッションやモードデザインをテーマにして人気だったケイタイ小説が、最近、書籍化されたということで、知人に薦められて読んでみました。
「ランウェイ☆ビート」(maha著;宝島社)
内容は、ある都心の高校に転校して来たモードファッションデザインの才能溢れる小柄の男の子が、平凡な生活を送るクラスメイトたちを持ち前の明るさで、ファッションに目覚めさせ、勇気、元気を与えられたクラスの子ら周りの協力を得て、東京コレクションで鮮烈デビューを果たして世間をあっと言わせてしまうという、ちょっと漫画やドラマにありそうなサクセスストーリー。
女子高校生が中心客層と思われる小説ですんで、お約束通り高校生同士の純愛なんかも、びしびし展開されるわけですが、読んでいて、とても感心、共感したのは、著者がこの小説を通じて、「ポテンシャル(=潜在能力)」というテーマで一本筋を通していたところです。
この「ポテンシャル」というキーワード、ファッションビジネスでとても大切な言葉のひとつだと思っています。
デザイナーやパターンナーなど製造サイドの人は、いかに素材の「ポテンシャル」を引き出して商品を作るかがテーマですし、販売に携わる人はいかに着る、身につけるお客様の「ポテンシャル」を信じ、それを引き出すことのできる一品を提案できるかが使命であると思うからです。
そう、誰もが秘めている「ポテンシャル」を認め、引き出し、お客様に勇気、自信を与えることこそが、ファッションビジネスの本質、醍醐味であると言えましょう。
この小説、「ランウェイビート」はそんなことを、登場する高校生たちの目線を通して、改めて実感させてくれます。
ファッションビジネスに携わる方も、そうでない方も、純粋に勇気をもらえるかも。
まるでコミックを読んでいるかのごとく、読みやすい文章、一つ一つのシーンがはっきり目に浮かぶ表現力。
←何か今回は書評っぽくなっちゃいましたね。
さて、今朝も寝癖をつけたまま学校に行った中2の息子にも薦めてみようかな。
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Comments
こんばんは。
トラックバックさせていただきました。
表示されないようなので、URLを置かせていただきますね。
http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-1234.html
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Posted by: 藍色 | October 10, 2009 01:12 AM
藍色さん
トラックバックの形跡がありませんでしたが、こちらの記事をトラバ付けさせていただきます。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | October 11, 2009 11:43 AM