住空間ファッションマーケット勝ち組企業の今年の戦略は
1月14日の日経MJ、ファッション&リビング欄、年初から毎回業界のリーディングカンパニー2社の社長に今年の景気や戦略を聞く、「2008トップに聞く」のコーナー。
今回は無印良品を展開する良品計画の松井社長とイケア・ジャパンのラース・ペーテルソン社長でした。
住空間ファッションマーケットにおいて、国内から海外に展開して行く無印良品(アメリカ1号は計画比2割増の推移とのこと)と一方、世界戦略の一環で日本マーケットに攻め込むイケアのコントラストが面白いですね。
また、個人的な話ですが、昨年の自宅リフォームの際には両社にかなりお世話になったこともあり興味深く記事を読ませていただきました。
良品計画は、先日順調な第3四半期決算発表をされていましたが、「都心がよくなり、地方が悪くなった」二極化現象や選別消費に対応して、
○定番品の値下げ
○(都心向けに)センスの良い高価格の商品を増やす
また
○すでに7500になったアイテムについては、アイテム数を増やすというより既存商品の改善に力を入れる
とのことです。
一方、イケアについては
今年は関西(神戸、大阪)と関東(新三郷)に3店舗を出店されるようですが、
○市場で一番低価格の商品を提供するという基本姿勢は守り続ける
ために、
○(計5店舗になる全店をカバーする)国内初の物流拠点を愛知県で稼働させ、商品を産地からダイレクトに日本に持ち込み、物流経費を削減する
とのこと。
これまでは上海に世界各地で作った商品を一旦集結させて、各店別に日本に送り込んできていたと思いますのでコストダウンとスピードのメリットを発揮して行く模様ですね。
両社ともに、生活者がどのように利用するかをしっかりオブザベーション(観察)することをマーケティングの基軸において、既存アイテムの使い勝手やファッション性の改良から、作り手発想の業界常識を覆し、ライフスタイルを豊かにして来た代表格の企業です。
取り扱い商品は違っても、今年、ベンチマークの対象になる企業だと思います。
今後とも両社の商品、サービスの向上、楽しみにしています。
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