中国企業が日本企業を買収するなんてことも・・・
13日の日経新聞の一面に、2007年終値ベースの世界主要企業の株式時価総額ランキングに関する記事が掲載されていました。
やはり、GDP2桁増を続ける中国の企業への期待は高く、躍進はめざましいものがありますね。
トップ10に米の4社を上回り5社ランクイン(日本はトヨタ自動車が21位転落でゼロ)、トップ500でいくと、米の166社(21社減)にはまだまだ及ばないようですが、日本の40社(8社減)を上回る44社がラインクインしているとのことです。
特に、中国石油天然気(ペトロチャイナ)が、米エクソンモービル(前年1位→2位)を抜いて1位(前年6位→1位)、になったり、中国移動(チャイナモバイル;前年19位→4位)、中国工商銀行(前年7位→5位)、中国建設銀行(前年27位→8位)など、エネルギー、銀行分野での躍進が顕著で、エネルギー資源の高騰、ドルや円の対外為のレートが下がっているのが影響しているのも間違いない要因ですが、世界の投資家の期待、資金がどこに向かっているのかがわかります。
年明けから、日経新聞では、円とともに弱体化する日本経済に関する記事が多く、危機感を感じながら読ませていただいております。
輸出立国である日本は歴史的に円安を歓迎する、過去にはそれでよかったかもしれません。しかし外国から見れば買いやすい国と映るのが間違いないのも事実。各種、金融の規制緩和、日本市場の開放はそれを促進します。
記事の中で、ゴールドマンサックスのエコノミストの方がおっしゃっているように、今後、世界の投資家の期待で流れ込む資金を利用して、中国(アジア)企業による日本の代表的な企業の買収も活発になるかもしれませんね。
ところで、年始に業界の方と世間話をしていて、「今勢いのあるファッション企業は?」というような話題になりましたが、数社名前が挙がったものの、「今年は大手による中小ファッションストアのM&Aの年ですかねぇ~」という結びになったものでした。
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