外国人客取り込みが成長持続のカギ?
先週は全国百貨店の年間売り上げが11年連続減少(7兆7052億円;前年比▲0.5%)という統計が発表されました。
ファッション関連商品別には、
商品別 前年比 売上構成比
衣料品 ▲2.1% 37.6%
身の回り品 +0.5% 13.0%
(靴・服飾雑貨など)
化粧品 +4.1% 4.6%
といった数字になります。 日経プレスリリース 関連資料 より
ところで、百貨店売上全体が縮小する中、好調百貨店のひとつ、5年連続で初売りが前年を上回って記録を更新したという伊勢丹新宿本店に当日列を作ったという友人と話をしました。
「いやぁ、あんなにアジアの人が多いと思わなかったよ・・・」
1月21日の日経MJに、外国人集客を競う百貨店の記事が掲載されていました。
記事によると、増える観光客に対応した免税コーナーサービスの向上はもちろん(三越銀座の昨年一年の免税カウンター利用者は前年比5割り増しとのこと)、中国版デビットカード、「銀聯(ぎんれん)」の導入、観光客向け割引サービスを行う百貨店もあるそうで、都心部では、いかにアジア観光客を取り込むかが今後の成長持続の大きなポイントになっているようです。
そう、銀座や表参道に旗艦店出店ラッシュをするラグジュアリーブランドしかり、いまや日本人顧客の購買増を当てにして、というより、新興国観光客取り込みを目的とした投資が一般的のようです。
そんなニュースを読んで、日本マーケットを憂うべきでしょうか?
いやいや、日本も欧米主要都市並みに、国際的になったなあ、と喜び、これからも進むそんな傾向への対応を考えるべきなのでしょうね。
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Comments
伊勢丹では、
店内放送が、中国語、韓国語もありました。
よほど多いのでしょう。
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Posted by: タッシー | January 24, 2008 05:58 PM
タッシーさん
いつもコメントありがとうございます。
どんどん国際化してゆくのが楽しみですね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | January 24, 2008 11:21 PM