海外生産物流の合理化でCO2も削減
2月15日の日経MJに、繊維製品に強い商社、住金物産の中国生産商品の輸入物流の合理化に関する記事が掲載されていました。
最近は、中国での生産コストアップを受けて、各社物流の合理化で吸収しようとする動きも活発ですが、記事で取り上げられていた同社の良品計画(無印良品)との取り組みは、
1.中国各地で生産された商品を上海にもつ物流拠点に集約
↓
2.検品作業
↓
3.クライアントの店別に仕分け
↓
4.東京、大阪、博多と店舗の近隣の港に分けて船便で出荷
↓
5.各港でそれぞれ通関、港から各店に配送
という流れになります。
1~3までの流れは以前からよくある話で、これまでは配送先が日本全国でも、仕向港(ディスティネーション)が横浜や神戸など一ヶ所だったりするのが多かったと思いますが、最近は、同じ商品でも中国側から複数の港に分けて出荷するリテイラーの取り組みが増えてきているのを耳にするようになりました。
昔、海外生産のために香港に通っていたころは、GAPやエディーバウアーなどアメリカの大手のリテイラーが広いアメリカの国土の東海岸、西海岸それぞれ複数の港に直接出荷している話を聞いて、さすがアメリカはスケールが違うななどと思っていたものですが、最近は、日本のリテイラーも
○何百店舗も展開するところが増えてきたこと
○国内トラック運賃の削減が課題である
とともに
○CO2(二酸化炭素)排出の削減が企業に課せられている
こともその要因にあるようで、住金物産の事例でも、この手法により「排出量が半減した」という実績が紹介されています。
物流の合理化を考えることは多いですが、同時に環境問題対策にもなるとなれば、もっともっと工夫をして取り組みたいところですね。
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