ファッション企業がロシアに注目
2月2日の繊研新聞に、アメリカの手の届くラグジュアリーバッグブランド「コーチ」が、今年ロシアに進出し、5年間でモスクワとサンクトベテルブルクを中心に15店舗を出店することに関する記事が掲載されていました。
また、ちょうど先ごろ発表されたH&Mの07年11月期決算発表の中にも同社が2009年にロシア、モスクワに1号店を出店し、その後、その周辺で店舗を拡大することを発表しています。
以前ブログに取り上げたユニクロのモスクワ進出は、柳井会長の「早めに出たい」、という発言を日経記者が早合点して具体的な計画のように報道してしまったことがその後明らかになりましたが、いずれにしても、世界のファッション企業は、BRIC’Sの一角であるロシア市場に熱い視線を向けているようです。
ロシアには、天然ガスを中心とする豊富な資源で潤った富裕層が着実に台頭してきているようで(この点は、中東と同じで、経済バブルとは違い、底堅いのではと思われます)、国内供給が追い付いていない、わざわざ海外のラグジュアリーマーケットで買いまわっている層が目立ってきていることを各社が察知しての動きのようです。
今、海外観光旅行者需要が高まる日本のファッションマーケットですが、世界のビジネス拡大、同期化のスピードが年々高まっている昨今、企業は潜在マーケットを察知すれば、旅行者の現地への出店も加速させることでしょう。そうすると、日本も今の海外観光客景気に、ずっと浮ついているわけにもいきませんね。
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