郊外SC出店ラッシュの深刻な問題
2月20日の日経MJ1面は、改正まちづくり三法全面施行後のSC駆け込み出店の問題点に関する特集でした。
歯抜け状態で発射せざるを得ないSCも少なくなく、オープン後、あまりにもひどい計画未達により、撤退が相次ぎ、30区画あるフロアーに、5区画しか入っていない「お化け屋敷化?」した某船橋のSCの事例も紹介されていました。(←怖ろしい)
う~ん、これは、オーバーストアもいいところなんでしょうね。
記事の中に、それを示す数字が掲載されています。
「SC総面積は02年から06年までの4年間で16%増えたが
小売業販売額は2%の伸びにとどまった。」
つまり、単純計算、既存店の売上が、4年間で、平均88%=12%減になってしまうわけです。
従来なら、新店は、成長エンジンですから、一般的な経営視点でみて、4年間で最低でも110%以上になってもらわないと困ると思いますが、その乖離は22%以上もあるわけですね。
これでは、ファッションストアがSPA化で、いくら損益分岐点を低く抑えても、分岐割れも時間の問題です。テナント企業も消極的になり、おいしそうな話がババを引かされることにもなりかねません。
ラッシュで出店したSCの淘汰も早々に始まりそうです。
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Comments
そんなにひどい状態ですか。
あちこちに大型SCできていますけれどねえ。
私なんぞは、もうそんなに大規模なところには
当初、一応は行きますが
買い物はしなくなりましたね。
好みが固定化するというか。
これを年というのでしょうかしら。
Posted by: タッシー | February 20, 2008 09:48 PM
タッシーさん
いつもありがとうございます。
一度は行ってみますが、また行きたいという魅力があるかどうかがポイントですね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | February 21, 2008 02:52 PM