アバクロのホリスターが早くもUK進出へ
私がチェックしている海外流通系メディアの一つイギリスのRetail Weekによると、アメリカのアバクロこと、アバクロンビー&フィッチは、姉妹ブランド、ホリスターカンパニーを早くもイギリスに出店するとのことです。
Retail Week:Hollister to make UK debut at Brent Cross
2006年にアバクロをロンドンに出店したばかり、アバクロの多店舗化を待たずに、ロンドンの北のSCにホリスターの投入決定のようです。以前は、ホリスターはロンドンのファッションの中心地、コベントガーデンに出店か?という噂もあったんですけどね。
ホリスターカンパニーは、アバクロが大学生向けの東海岸エスタブリッシュテイストのビンテージカジュアルに対し、高校生向け、西海岸サーフビンテージテイストが売りのアバクロの一格下の業態。
アバクロ社においては、全米で飽和(既存店売上前年割れ)気味の「アバクロ」業態に対し、現在の成長エンジンになっている業態で、既に、全米店舗数では、アバクロを超え、近々、会社内の売り上げ構成比がアバクロと逆転する見込みであります。
先日、月刊「ファッション販売」さん向けに調査した世界ファッションリテイル企業ランキングでは、NO1のギャップ社(いまや低価格業態のOLD NAVYが最大業態)にしても、4位のリミテッドブランズにしても、トップ10に入るアバクロ社にしても、アメリカのファッションSPAは、全体の売上を伸ばし続けているわけですが、その間、かつてのトップ業態が自社内で、その後に開発したブランドにとって代わられているケースが少なくないな、と感じたものです。
それに対して、日本のファッションリテイラーは、今のところ、次世代新業態開発、育成について、アメリカ大手企業ほど器用ではなく、開発途上にあるようです。
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