H&Mがチープマンデーのファブリック・スカンディナビアンを買収
3月8日の繊研新聞に、この秋日本進出の準備を進めている世界最大のファッションSPA業態、スウェーデンのH&M(エッチアンドエム)が、同スウェーデンで、セレクトショップの「ウイークデイ」や、日本のデニムファンにはおなじみのブランド、「チープマンデー」を展開するファブリック・スカンディナビアン(以下FS社)を買収することに関する記事が掲載されています。 H&Mのオリジナル記事はこちら。
FS社は、現在日本円換算年商42億円規模のグループで、「ウィークデイ」は、現在6店舗のスウェーデンを中心にヨーロッパのハイエンドブランドと古着をミックスしたセレクトショップ、「チープマンデー」は、同ショップから生まれ、現在では28カ国1000店舗に卸売りされている欧米デニムブランドの中では、比較的安価のタイトデニムパンツを核とするブランドです。
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チープマンデーのホームページにあるブランドストーリーを読んでいて面白かったのは、同ブランドは、プレミアムジーンズブームの最中、高価格のブランドが乱立する中、同じようなファッション感性で、それらの商品と並べて売っても見劣りしない安価なデニムパンツブランドを開発できないだろうか?という発想から生まれたブランドとのこと。
このあたり、H&Mと共感する部分もあるんだろうな、思って読んでいました。
当初はH&MがFS社の60%の株を取得し、3-5年後に残りの株を買い増す予定とのことですが、FS社はビジネス、経営陣、従業員とも現在のまま継続し、H&Mの生産やロジスティックのインフラを活用してビジネス拡大を目指すとのことです。
記憶では、H&M社としては、H&M業態拡大目的以外の投資としては珍しい買収のようですが、将来への布石として、面白い相乗効果を生み出すことを楽しみにしています。
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