丸井が専門店事業で中国出店
3月24日の繊研新聞、3月25日の日経新聞に丸井が自社開発している専門店業態である婦人向けカジュアル業態、「アールユー・ジーンズ」を今月28日に中国、上海の久光百貨に出店し、海外初進出をすることに関する記事が掲載されていました。
記事によると、店名は「アールユー・ジーンズ・トーキョーマルイ」で、久光百貨4階のジーンズフロアに20坪のスペースで、20代の女性向けに日本のトレンドスタイリングを提案するとのこと。
日本のアパレルや小売業が中国に出店することは、特に珍しいことではありませんが、注目すべきところは、丸井グループが、基幹の百貨店事業とともに積極開発している、ビサルノ、アールユー、インザルームなど、商品、顧客属性ごとにマーケットセグメントを行って、現在25まで増えた専門業態のひとつを単独出店するところでしょうか。
丸井の取り組みが業界の中で参考にすべきところのひとつは、商品の自社開発を行っているだけでなく、丸井の店内以外へ単独でも出店できる強さを持った専門業態の開発にチャレンジしているところだと思います。
ここ数年、国内の新しいSC、商業施設に同社の専門店業態が次々に入り始めていますが、このたび海外への第一歩を踏み出したというわけです。
今後、業界では、チェーンオペレーションと言えど、細分化された顧客に対する、細分化された商品といった最小単位(ビジネスユニット)の強さ、そして、それを組み合わせて出店立地の顧客に合わせるという柔軟性が要求されてくると思います。
丸井の多業態開発の狙いは、そんなマーケットトレンドにもマッチしているのではないか、と理解できます。
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