サマンサタバサが価格帯引き上げ欧米バッグブランドに挑戦
3月10日の日経MJにセレブやモデルと協業した商品ラインで若い女性に人気のバッグブランド、サマンサタバサが今秋から中心価格帯を大幅に引き上げることに関する記事が掲載されていました。
記事によると、この一年3万5千円~6万円だった中心価格帯を6万~8万円と大幅に引き上げる模様です。
この価格戦略の裏付けとしては
○07年にそれまで3万円だった中心価格帯を3万5千円から6万円に上げ増収となったこと
○サラ・ジェシカ・パーカーなどのモデル起用で40代など従来よりも年齢の上の客層の取り組みに成功していること
○フェラガモやマーク・バイ・マーク・ジェイコブスのバッグデザインにも関与したケイティ・ヒリヤー氏を起用し、より上質高感度なものづくりが実現できるであろうということ
があるようです
記事が指摘されているようにこの新価格帯は手の届くラグジュアリーで成功しているコーチやルイヴィトンのネヴァーフルあたりとの競合になるわけですね。
これに対し、サマンサJPの寺田社長は価格帯は同じでも競合欧米ブランドは布製が多く、サマンサタバサは革製であるため自信はあるとのこと。
かつて寺田社長がインタビューに対し、将来は欧米バッグブランドと勝負したいとコメントしていたことを読んだ記憶があります。
これらのチャレンジ、一定の成果はありそうですが、一般的に、これだけのプライスライン変更は、客数減、既存顧客の離脱のリスクがあると思います。
これまで同ブランドを支持してくれた層もしっかりおさえながら、新しいプライスラインの品揃え、クオリティアップに期待したいところです。
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