SPA(製造小売)企業の外部有力デザイナー起用
3月28日の日経MJ、「米国小売り見聞」に、ファッションSPA(製造小売業)世界最大手、米GAPが、アンクライン、ペリーエリス、アルマーニのディフュージョンライン、パコラバンヌなども手がけたデザイナー、パトリック・ロビンソン氏(昨年5月にデザイナー統括に就任;コレクション発売は今秋から)を起用した新コレクションを展開することによって、ここのところ低迷する売り上げのテコ入れをすることに関する記事が掲載されていました。
店名を付した自社企画が売り物のSPA(製造小売業)と言えども、有力デザイナーを起用したコレクションは、すっかり、おなじみになりましたね。
H&Mやユニクロなどのどちらかというと、販促目的の期間限定のカプセルコレクションとは別に、米国では、シーズンを通したデザイナーとの取り組みを行うケースが多いようで、記事に出ていた事例をいくつか紹介しておきましょう。
・オールドネイビー(GAPグループ)とトッド・オールダム(これは90年代の話)
・ターゲット(US2位のディスカウンター)とアイザックミズラヒ(売上3億ドルの大ヒットとか)
・JCペニーとラルフローレン(American Livingという独占ライン)
・ウォルマートとノーマ・カマリ(以前記事を読んだ時、おお、そこまで来たかと思いましたが)
今回のGAPの場合は、ターゲットの成功事例をモデルにしているとか。
記事のコメントにもありますが、規模が大きく、ポジショニングがとてもはっきりしてしまっているGAPのようなベーシック系のSPAが(日本のユニクロしかりですが)、2番煎じのように有力デザイナーを起用したとしても、生活者にとっての継続的なメリットをどこまで出せるのか、ちょっとわからない部分が多いのは確かですね。
秋の店頭を楽しみにしましょう。
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