合同展示会はバイイングの原点
昨夜は、ブログ仲間である両国さくらさん所属の国際ファッションセンター(KFC)主催、カジュアル合同展「フロンティア」を運営される吉岡孝司さんによるセミナーに参加して来ました。
「フロンティア」は、業界の中で、規模でこそ繊研新聞主催のIFF(インターナショナルファッションフェア―)には敵いませんが、14年も前に発足した日本のカジュアルメーカーの合同展のさきがけであり、年間5回(多い時は、6-8回あったころも・・・)ある専門店の主要実売期に合わせた即納商品の商談場として、私もカジュアル専門店バイヤーのころは、よく利用させていただいたものでした。
セミナーの内容的には、同い年(昭和40年生まれ)の吉岡さんの渋谷・原宿を拠点とした生い立ちに共感するものもあり、フロンティアの名にふさわしく、マーケット、ストリート、ファッショントレンドから感じ取る開拓的な精神、情熱に充ち溢れ、海外展開も含めた今後のチャレンジを楽しく聞かせていただきました。
業界のバイイングに携わる方には、多くのメーカーさんと出会える合同展示会、トレードショーへの積極的な参加は、自身を磨く必須業務であると思います。
私も、アメリカラスベガスのMAGIC SHOW、ロンドンの40ディグリー、ミュンヘンのISPOなどなど、最初は、取引先バイヤーの買付を通訳しながらアテンドする立場から始まり、専門店チェーンのバイヤーだったころは、当事者として、年間10回以上は国内外の展示会に出席したものです。
そういった展示会の最大の楽しみは、やはり新しい取引先との出会いだと思います。
これこれ・・・こんな商品探していたんだよ、これ仕入れたら、うちの店頭で、こんなお客さんが喜ぶだろうな・・・試してみよう、そんなこと想像して失敗と成功を繰り返しながら買付のトライアルを重ねたものです。
いまや顧客が求めるテイストも細分化し、それゆえに大型の合同展も岐路にあると思います。
一方、バイヤーも既存取引先とのものづくり商談に忙殺される毎日だと思いますが、どんなに忙しくても、常に新規の取引先を開拓し続けるフロンティア精神こそ、バイヤーが忘れてはいけない原点のひとつではないかと思います。
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Comments
takaさん、こんにちは!
ご来場&ブログへのレポートのアップ、ありがとうございました。
カジュアルの卸型マーケットはtakaさんがウォッチされている海外SPAや国内の有力SPA、そしてネットやケータイの激安通販やオークション、古着店などとのバッティングの大きいゾーンでメーカー・小売り共苦戦なさっておられるところが多いのが現状ですが、
吉岡さんがおっしゃっておられた通り、「好きでファッションをやっておられる方々」の中から面白い芽が幾つも出てきているようにも感じています。
バイヤーは足で歩いて商品を探すこと、フロンティア精神を持ち続けること、おっしゃられるとおりですね。活路はない訳ではないとセミナーを聞きながら私も感じました。
またぜひ、両国へもいらしてください!感謝m(__)m
Posted by: 両国さくら | April 20, 2008 02:10 AM
さくらさん
こんにちは
先日はセミナーのアレンジ&コメントありがとうございます。
同感です。私がそのカジュアルマーケットに長くいたこともあって
業界が厳しいながらも活路をどこに見出すかにとても関心があります。
合同展もそのきっかけの一つになればと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | April 21, 2008 12:27 PM